生姜には様々な健康効果がありインドのアーユルヴェーダでは「万病を治す」とされ7割以上の漢方薬に生姜は使用されています。
生姜に期待される効果
生姜が健康に良い,というのはなんとなく感じていますが、では生姜を毎日食べるとどんな効果があるのでしょうか?主な効果をまとめてみました。
生姜は体を温める

「生姜は体を温める効果がある」というのはよく知られています。生姜特有の辛味成分「ジンゲロール」や加熱や乾燥で出来る「ショウガオール(蒸し生姜にすると簡単に摂取出来ます)」には血行を促進して身体を内側から温める作用があります。
★体温が1度上がると酵素の働きが活発になり免疫力が30%も上がり代謝も12~15%上がると言われています。
★体温が上がると酵素が活性化!白血球の働きが良くなり抗ウイルス効果が上がります。
★体温が上がって汗が出ることで解毒作用がある
★体温が上がる効果と「シオネール」の香り成分のリラックス効果で安眠に繋がる
生姜には血管拡張・血流効果がある
生姜特有の辛味成分である「シンゲロール」や加熱・乾燥で出来る「ショガオール」には血行を促進して身体を内側から温める作用があります。冷え性の改善や冷えからくる疲労・肌荒れ対策に役立ちます。
生姜の殺菌作用
生姜の成分である「ジンゲロール」「ショウガオール」「ジンゲロン」などの辛味成分は細菌やウイルスに対する殺菌・抗菌作用を発揮します。
「ジンゲロール」や「ショウガオール」は最近の増殖を抑制し食品の保存や食中毒予防にも利用されてきました。お寿司など添えられている「ガリ」などは甘酢につけられていることによってさらに抗菌作用が高まります。
また黄色ブドウ球菌やカビなどの真菌にも抗菌・抗真菌作用を示すことが報告されています。

抗菌作用によって口臭や歯周病の予防にも役立つんですよ
生姜の抗炎症・鎮痛作用

生姜には抗炎症作用や鎮痛作用があるので喉の痛みや関節痛・リウマチの緩和にも役立つと言われています。風邪で喉が痛い時には「はちみつ生姜シロップ」を飲んだり同じく抗菌・殺菌効果がある梅干しと一緒に生姜ととるのがおすすめです。
生姜は免疫力アップ・酵素活性化効果あり
生姜の効能によって体温がアップすると血行を促進し酵素が活性化することのよって免疫力が上がります。また殺菌・抗ウイルス作用によって風邪の予防にも役立ちます。また風邪の引きはじめにも症状緩和が期待されるので無理のない範囲で生姜をとることが推奨されます。
生姜の抗酸化作用・アンチエイジング
生姜に豊富に含まれる「シンゲロール」「ショウガオール」には抗酸化作用があります。体内の活性酸素を除去し細胞の酸化を抑えることでアンチエイジング効果が期待されています。
生姜は胃腸を整え消化を促進する
生姜により胃腸の内壁の血行がよくなることで胃の働きが活発になり消化を助け栄養の吸収力もアップします。また吐き気・胃の不調の緩和にも効果があります。食べ物の消化・吸収がスムーズに行われることで老廃物の代謝も活発になりデトックスにもつながります。
生姜のアレルギー改善の効果
血行が良くなり体温がわずかに上がり酵素が活発になることで免疫力が正常に働くと老廃物を処理しアレルギー改善などの効果も期待されています。また生姜を煮出した汁の中に布巾をひたして作る「生姜シップ」をツボなどに充てることでアレルギー改善に役立つと言われています。
生姜の安眠効果

「血のめぐり」が良くなると気のめぐりも良くなり気分の落ち込み改善にも効果があります。また生姜には「シネオール」という香り成分がありリラックス効果で安眠に繋がります。
生の生姜と加熱した生姜の違い
生の生姜には辛味成分である「ジンゲロール」が多く含まれています。ジンゲロールには血流を良くして体を温め、免疫力をアップさせる作用や抗菌作用があります。また頭痛や吐き気、乗り物酔いを緩和する効果もあると言われています。
また生姜を加熱すると、この「ジンゲロール」が「ショウガオール」に変化します。ショウガオールは抗酸化作用,抗炎症作用に加え体を温め、基礎代謝を上げて脂肪燃焼を助けてくれる効果があります。
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